みなさんはオーロラを見たことはありますか。
TVなどでなんとなく見たことはあるが、オーロラって海外に行かないと見れないのでは?という疑問を持たれているはずです。
実はオーロラは海外ではなく北海道で見られる、ということをご存じでしたでしょうか。
一度見たら感動を超えて一生の思い出になること間違いありません。
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2024年北海道のどこでオーロラは見られるの?
北海道でオーロラが見られる場所は、
※青ピンの場所がオーロラが観測された場所です。
・陸別町
・鹿追町
・稚内市
・旭川市
・釧路市
・名寄市
などが観測スポットしてあげられています。
北海道では「低緯度オーロラ」と呼ばれています。
#オーロラ 観測、今年も期待大 太陽活動、来年にかけ活発―北海道https://t.co/3quDr1RVap
上空に現れ、宇宙の神秘を感じさせてくれるオーロラ。発生の鍵は太陽が握りますが、実はその活動は2025年にかけ活発になるため、今年も観測が期待できます。
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) January 20, 2024
低緯度オーロラとは、その名の通り緯度の低い場所で観測できるオーロラのことを指します。
とくに陸別町や名寄市では2023年12月にオーロラが観測されたことから、かなり注目されているエリアでもあります。
そのなかでも陸別町はオーロラの町とも呼ばれ、オーロラ観光スポットとしても知られている場所です。
北海道では複数回のオーロラが鑑賞できた
2023年では、陸別町をはじめ複数回のオーロラが観賞できました。2023年2月、4月、11月、12月の4度がオーロラが観賞できています。
しかも、肉眼で確認できたのは20年ぶり以来とのことで、めったにお目にかかれるものではないということです。
11年周期で変動している太陽の活動は
次のピークが2025年となるそうで、
今年も低緯度オーロラが期待出来る。
写真は2023年の12月に北海道で
観測された低緯度オーロラとの事です。オーロラを目の前で見るのが夢なので
北欧に行きたいと考えているのですが
北海道でオーロラ見てみたいな。 pic.twitter.com/cHsiWg2xI2— Limited edition us (@S_Nozomi_To) January 20, 2024
ですが、直近では複数回のオーロラが観賞できていることから、かなり期待値は上がっています。
北海道でオーロラが観賞できるタイミングは?
そもそもですが、オーロラが観賞できるタイミングって知っていますか?
オーロラは、太陽からの風が地球の磁場に触れ、大気が反応した後に宇宙で見られる現象です。
なんとなく海があるところで見られるイメージがありますが、そうではないんですよね。
オーロラが観賞できるタイミングは、
・暗い場所
・晴れの日
・5月~7月以外の月
が、条件となります。
さらに、
太陽風と地磁気がぶつかり、歪んで電気が発生し、電気のより酸素や窒素が発光するタイミングでオーロラが観賞できます。
意外かもしれませんが、オーロラは割と1年中見られるもので、冬限定の現象ではありません。
寒い日にオーロラが見られるのは、偶然にもオーロラベルトが高緯度地にあるからです。
そしてそういう場所は夏の夜は明るく、冬は暗いため、冬の寒い時期にオーロラが見られる、というわけです。
北海道以外でもオーロラは観賞できるの?
オーロラは、オーロラベルトの場所にしか発生しません。
オーロラベルトは、緯度60~70度の地域で、場所で言うと南極大陸やアラスカ、北欧などが該当します。
だったら北海道はオーロラが見れないじゃないか、と考えるのが当然ですよね。
オーロラはたしかに緯度60度~70度の地域にしか発生しませんが、打ち上げ花火のように遠くからでも見える場合があります。
そのため、北海道であればオーロラの一部が見えるということです。
これが低緯度オーロラの正体というわけですね。
ちなみに、日本では北海道以外でもオーロラは鑑賞できますが、可能性で言えばかなり低いのではないでしょうか。
イエローナイフがオーロラの聖地
オーロラがもっとも観賞できるのは、イエローナイフという場所です。
イエローナイフはカナダにあり、永久凍土が広がる場所でもあります。
イエローナイフでは、3日の滞在で95%の確率でオーロラが見られたというほど高確率です。
ちなみにイエローナイフの1月の気温は最高気温でマイナス30度、最低気温もマイナス32度と、とんでもなく寒い場所です。
タイミングによってはマイナス40度となり、北海道以上に寒いので行く場合は覚悟が必要ですね。
オーロラに色があるのはなぜ?
北海道では低緯度オーロラという都合上、赤色のオーロラがメインとなります。
オーロラの色は、高度によって色が変わるからです。
高度200km~500km:赤色
高度100km~200km:緑色
高度80km~100km:紫色
オーロラの色は細かく見ると、紫、藍、青、緑、黄、橙、赤の7色あると言われています。
赤以外のオーロラが見たい場合は、アラスカなどの北欧に行くしかありません。
北海道のオーロラツアーはあるの?
オーロラはいつみられるのかは分からないため、ツアーというのは開催されていません。
オーロラツアーは、フィンランドやアイスランドなどの、鑑賞しやすい場所向きでは用意されています。
ただし、値段が1人当たり30万円くらいしますので、気軽に参加できるものではありません。
北海道の場合は、かなり運の要素もあるためあっても漂流ツアーくらいだと考えておくべきです。
まとめ
北海道のオーロラが話題になっていますが、オーロラ自体は、そう何度も見られるものではありません。
むしろ、見られたら宝くじが当たる以上に喜ぶべき現象だと言えます。
北海道では何度かオーロラが見られていますが、2024年も北海道の特定の地で観賞できる可能性があります。