2024年の1月1日に、新年早々、石川県を中心に震度7の大地震が発生しました。
みなさん、新年を迎えるために久しぶりに現地へ行ったはずが、誰も予想だにしない結果が起きてしまいました。
しかし、気になるのは今後震度7以上の地震が発生した場合、ですよね・・・。
今回は震度8にスポットをあてて解説します。
Contents
震度8ってどれくらい?地球が壊れてしまうの?
もし震度8というカテゴリがあるとすれば、気象庁が想定している計測以上の揺れが発生する、というのは間違いありません。
つまり、気象庁は過去の事例を考えても震度8は設定する必要がないと判断している、ということです。
そもそも、現在は震度が10段階で設定されているため、11段階目の震度8はありません。
・震度0
・震度1
・震度2
・震度3
・震度4
・震度5弱
・震度5強
・震度6弱
・震度6強
・震度7
これで10段階です。
震度5と震度6が強弱で分類されているのは、同じ数字でも揺れが大きく異なるから、だそうです。
震度8の揺れはどれくらいあるの?
もし仮に、震度8という定義があったとしましょう。
気象庁が公表している震度別の揺れ度は、
・震度0・・・揺れを感じない
・震度1・・・静かにしているとかすかに揺れを感じる
・震度2・・・揺れを感じる
・震度3・・・ほとんどが揺れを感じる
・震度4・・・家電などが揺れる
・震度5強・・・恐怖を感じる揺れ
・震度6弱・・・立っているのが困難、家具が倒れる
・震度6強・・・這わないと動けない、地割れが発生する
・震度7・・・木造だけではなくコンクリート建物も倒れる
・震度8・・・????
参考:気象庁
つまり、震度8が存在するのであれば、どんな建物も倒壊し、人も立てないくらいの規模だと考えるべきです。
過去にヒカキンさんが、震度7を体験されていました。体験とは言え、相当な揺れが見られますよ。
震度0から震度3くらいまでは、少し揺れているなという程度ですが、震度4を超えると、ちょっとやばいかもって感じられます。
書くいう私も、阪神大震災で震度4を経験していますので、なんとなくイメージはできます。
当時は幼かったですので、余計に足が震えて立てなかったですね、、、たしか早朝でしたし。
震度8とマグニチュード8との違いは?
地震が発生すると、震度とマグニチュードの2つを聞きますよね。
そもそも、震度とマグニチュードの違いって知っていますか?
・地震・・・特定エリアでどれくらい揺れたのかを測るもの
・マグニチュード・・・地震のエネルギーの規模
震度って、県やエリアが違えば細かく数字が設定されていますが、マグニチュードは1回の地震で1つになっています。
極微小地震・・・1以下
微小地震・・・1~3
小地震・・・3~5
中地震・・・5~7
大地震・・・7以上
巨大地震・・・8以上
当然、数字が大きくなればなるほど地震の規模はすさまじくなります。
地震 | 震度 | マグニチュード |
---|---|---|
2007年新潟県中越沖地震 | 6強 | 6.8 |
2008年岩手宮城内陸地震 | 6強 | 7.2 |
2011年東日本大震災 | 7 | 9 |
2016年熊本地震 | 7 | 7.3 |
2024年石川県能登地方地震 | 7 | 7.6 |
直近で発生した、大規模な地震の震度とマグニチュードです。
2011年に発生した東日本大震災も震度7でしたが、マグニチュードは9ととんでもない数字となっています。
今回の石川県の地震でも震度は7、マグニチュードは7.6となっています。
マグニチュード10は存在しないの?
震度は7までですが、マグニチュードは2011年の東北地震が9でしたので、それ以上あるのか?と気になりませんか。
ただし、記録上で残っている最大マグニチュードは、1960年に発生したチリ地震の9.5でした。
この9.5というのは、東日本大震災の5倍のエネルギーを持っていたと言われています。
マグニチュード10も今のところ存在しない
という答えになります。
いやいや、あっては欲しくないです・・・。
震度8が発生したらどうすればいいの?
将来的に気象庁が出している数字に変更がなければ、震度は7が最大です。
しかし、未来は何が起きるか分かりません。
もし、震度8クラスの地震が発生した場合は、とにかく建物から出て高いところへ移動するしかありません。
車での移動ももってのほかです。
避難する時は原則として徒歩で避難しましょう。車を使うと渋滞を引き起こし、消防・救急活動などに支障を来します。
普段歩いている道も混乱して、歩きにくくなっている恐れがあります。携帯品は歩きやすいよう背負える範囲のものにとどめ、服装は活動しやすいものにしましょう。
引用:消防庁
消防庁が公開している内容によると、徒歩で移動すること、携帯品は背負える範囲のものだけ、小中学校が避難所になっている、などが書かれています。
とくに逃げないとと思って、準備をしていると、それこそ二次災害につながります。
お気持ちは分かりますが、命あってのことですから瞬時に外に出られるようにしましょう。
また、地震が発生したからといって慌てないこと。落ち着いて状況を確認し、次の行動に移してください。
家をでるとき
外も大変なことになっている可能性があります。例えばガラスが散乱していたり、看板等の落下も懸念されます。
出火をなくすために、ブレーカーやガスの元栓は切ってください。
帰宅時
ある程度地震がなくなってきたら、帰宅を考えられるはずです。
ですが無理に帰宅するNGです。
家族の安否が心配な場合は、電話の171(災害伝言ダイヤル)を利用すると便利です。
まとめ
最近は多くの巨大地震が発生しており、大変なことになっています。
そこで震度8になったらどうなるんだろう、と不安に感じられるのも無理はありません。
今現状は震度8という設定はありませんが、どちらにせよ注意して生活するべきです。